死という最後の未来:石原慎太郎・曾野綾子

【主任】昨日、とても美しい壺売りの娘さんに声をかけられました

【課長】ふ〜ん、そうなんだ〜、壺売りという職業が少し気にはなるけど・・・

その壺を買うと幸せになると言われました

それで買ったの?

生憎、持ち合わせがなく買えませんでした。PayPayではダメだと言われたので

結果的に買えなくて良かったんじゃないのかなぁ〜

まぁ、宗教絡みなので効果がないのはわかってるんですけど、Lineを交換してくれるって言われて、つい

なんだ、宗教絡みってのはわかってたんだ

街を歩けば、3回に1回は宗教や自己開発セミナーや自衛隊に声をかけられるので、見極められるようになりました

悩ましい顔して歩いているか、阿呆みたいな顔して歩いてるんだろうねぇ・・・

私の街歩きの時の顔の話は置いておいて、宗教って何なんですかねぇ? 神様や奇跡を見たことないから正直よくわかりません

自分で勉強して見たらどうなのかな〜

私は議論の中から真実を掴み取るタイプなのです

そういえば前にもそんなこと言ってたような気がするね・・・嫌なタイプだねぇ

で、課長は宗教をどのように理解しているのですか?

よくわからないけど、生きるための枠組みのような気がするよ、枠組みがわかりにくかったらモデルと言ってもいいけど

どうして、枠組みやモデルが必要なのですか? その枠組みは正しいのですか?

正しいかどうかなんて、誰にもわからないよ。でも、生きやすくなるんじゃないかな〜

エビデンスはあるのですか?

散々いい加減な話をしておいて、ここに来てエビデンスもへったくれもないと思うんだけど・・・

じゃあ、エビデンスでなくてもいいので、課長さんのいい加減な言葉ではない何かをください

何気に失礼な人だね・・・この本を読むと少し理解できるよ

気が滅入るようなタイトルなんですが・・・

80歳を越えたお二人が死について話してるんだけど、ポイントはそこじゃなくて、知識を持つ石原慎太郎と宗教を持つ曾野綾子が全く異なる死生観を持っていて、その違いがものすごく興味深いよ。すべての人がそうではないのだろうけど、宗教を持つ曾野綾子の死に対しての強さが際立っていて、宗教の価値や意義を垣間見ることができるよ

宗教によって死が怖くなくなるということでしょうか?

怖くなくなるというよりは、受け入れられると言う感じかなぁ

その本買って読んでみようかなぁ〜

壺よりは安いと思うし、よっぽどためになるとは思うよ

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